TOTAL: 94933 - TODAY: 209 - YESTERDAY: 6
サイトマップ
TOP
作品*部誌風表示
部員・顧問紹介
文芸部について!!
お問い合わせ
カレンダー
リンク集
掲示板
最新記事
3学期 by林檎
3学期 by池辺りあ
3学期 byオレンジ・ドロップ
3学期 byベルン
3学期 by杏
3学期 byイェーガー
3学期 by魅烏
3学期 by風船犬 キミドリ
カテゴリー
駄弁り (9)
33期 (3)
34期 (27)
35期 (46)
36期 (4)
37期 (7)
リンク用記事 (35)
32期 (1)
外部投稿 (1)
38期 (3)
アーカイブ
2014年05月 (16)
2013年09月 (31)
2013年03月 (1)
2013年02月 (1)
2012年12月 (8)
2012年11月 (12)
2012年09月 (3)
2012年08月 (1)
2012年07月 (1)
2012年06月 (15)
2012年05月 (24)
2012年04月 (30)
記事検索
3学期 by杏
2014年05月04日
雪の御伽噺(フェアリーテイル)
杏
彼女は一体、誰だったのだろう。
雪が降る夜に現れ、
雪が融けはじめる朝に去った。
銀色の髪と白い肌は、この世に生を賜った者と思えぬ程美しく。
身にまとうワンピースは、まるで絹のようで。
突き抜けるようなスカイブルーの瞳は、いつも微笑んでいた。
彼女がいるだけで、明日も幸せだ、そう思えた。
なのに。
僕が〝好きだ〟なんて言ってしまったから、
彼女は僕の元を去った。
雪の結晶を、枕元に置いて。
僕は、もう一度逢える日を待ちわびながら、
あの子がくれた結晶に、そっと接吻(くちづけ)る。
|
18:53
前の記事
次の記事
コメント
name..
:記憶
e-mail..
url..
画像認証(表示されている文字列を入力してください):
Copyright (C) 2024 NG文芸部HP All rights reserved.
-
このページは かんたんホームページ作成 Grupo で開設されました
-